20代で起業、独立するときのリスクはこんな感じという話

「SNSでフリーランスや一人起業が流行っているので自分にもできそうと思えてきている」
「今の仕事にやりがいがないし不景気だから、いっそのこと起業するくらいしかないと感じてきた」
「起業は怖いけど最悪どうにかなるかなぁとも思っている、誰にも言えないけど」

そんな方に向けて今回は起業、独立を20代という若いうちに挑戦することのリスクについてのお話です。

若くして起業や独立を考えることは、夢や情熱を追い求める素晴らしい冒険です。

しかしその一方で、未知の世界に足を踏み入れる際には様々なリスクが付きまといます。

経済的な不安、ビジネスの成功や失敗へのプレッシャー、そして個人的な犠牲と向き合う覚悟が求められます。

この記事では20代で起業や独立を志す皆さんに向けて、リアルな視点からそのリスクに焦点を当て、成功への近道や失敗からの学びを共有していきます。

若さゆえのメリットとともに注意すべきポイントにも触れながら、挑戦する若者たちにとっての具体的なステップを考えていきましょう。

仕事の世界で自らのキャリアを切り拓くための興味深い冒険が、ここから始まります。

20代から起業するとお金のリスクがある

シンプルにお金がないのが多くの20代の生活だと思います。

もちろん貯金をしているとは思いますが、起業となると挑戦する業界によっては数百万くらい必要になることもあります。

会社を作ること自体はそこまでお金はかかりませんが、実際に稼働するときに設備を買ったり人を雇ったりするからです。

皆さんが何で起業するかわかりませんが、お金に関しては完全に選択肢が少ないと思っておくべきです。

とはいえ多くの銀行で創業融資という制度があるので、誰でも数百万の借金を低利で受けることができます。

お金がないから速攻で倒産するわけではないので安心してください。

加えて工夫できることとしてはクレカを今のうちに何枚か作っておくことです。

残酷ですが正社員という枠を抜けるとクレカなど審査系に落ちることが出てきます。

また最近はキャッシュレスなのでクレカがないと何も始められませんので、今のうちにクレカを何枚か申し込んでカードだけ手元に置いておきましょう。

あと法人口座についてはゆうちょ以外のメガバンクにいきなり開設することは不可能と思っておいてください。

基本的にメガバンクは大企業を相手にしているのでベンチャーやフリーランスを相手にしていません。

ゆうちょ銀行だけは元々国営の組織だった名残で誰でも開設できるようになっています。

他には楽天銀行、GMOあおぞら銀行などネット銀行を使うことになります。

【GMOあおぞらネット銀行】

昔はネット銀行だと信用が下がることがありましたが、昨今ではネット銀行を使うのが当たり前になったのでネット銀行で口座を開設していても不審がられることはないので安心してください。

20代から起業すると事務作業に苦戦する

実は会社経営というのは意外と煩雑な作業があります。

基本的には人を雇うか外注することで社長自身がやることはないのですが、最初はそんなお金ないでしょうから自分でやることになります。

ただやるは良いのですが会社員時代にやり方を習うわけでもないので、最初は必ず時間がかかったり失敗することが多いと思います。

本業の時間を割いてやって特に売上に直結するわけでもない事務作業に悪戦苦闘する時間は本当にしんどいです。

また会社は毎年決算書を税務署に提出するルールになっていて、「後でやろう」は無理だと思っておいてください。

フリーランスだと1年くらい延期してしまっても問題ないのですが会社は毎年やることが義務付けられています。

とはいえ個人で会社を経営している分にはそこまで膨大な量にならないと思います。

いわゆるクラウド会計システムで売上と経費を欠かさず入力し続けていれば大体なんとかなります。

私も含め独立した多くの人が「サラリーマン時代の会社のありがたみを知った」と言いますね。

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またサービスの紹介や融資審査のためにホームページを作ることになりますが、プログラミングができなくても大丈夫です。

エックスサーバーを使うとサーバー代を年間1万円ちょっと払えば、テキスト変更だけで作れるホームページのテンプレートを使用することができます。

無名のうちでも書類に記載する欄があったりしてホームページって意外と必要になる場面があるのです。

エックスサーバー




20代で起業すると人間関係のリスクがある

人によりますが起業すると人間関係が全然広がらないどころか学生時代の人たちと疎遠になります。

もちろんビジネスをしている以上、取引先は増えていきますがビジネス上の関係でしかないことが多いです。

相談事や趣味を共有するような人間関係というのは自分が主体的にならない以上、全然増えていかないですし過去の友人との連絡もなくなることになります。

LINEやSNSを知っていれば何時でも連絡取れるのですが、やはり最初のうちは忙しいですし生活リズムも変わることで疎遠になっていきます。

悲しいですが別の人生を歩んでいると思って諦めてください。

そう考えると社会人になると友達を作るのが異常に難しいですよね。

ちなみに従業員に関しては「上下関係」でしかないことが多いです。

社長側はフレンドリーに接していても従業員としては「社長とフランクには話せない」という価値観が多数派です。

嫌われるというより遠慮される感じですかね。

また起業するときに誰かと共同経営という形を取る人がいますが、私が知っている限り多くの場合は喧嘩別れします。

結局は孤独になる運命のようです。

そういう意味で変な勧誘には気をつけてください。

社会人サークル、異業種交流会のような名前を使ってマルチビジネスや宗教をしている団体がそこら中にあります。

そういう連中は大抵孤独そうな職業の人に声をかけますので知らず知らずのうちに皆さんもターゲットにされる可能性が高いです。

「新しいビジネス」「コミュニティ」というワードに騙されず怪しそうな人には近づかない、話を聞かないようにしましょう。

ショック療法かもしれませんが「最初の数年は友達作らないぞ」と覚悟を決めるのも手かもしれません。