自分はキャリアダウンしている気がしていると思ったら?

「同窓会や結婚式で学生時代の友人と再会したら出世した人が何人もいた」
「自分なりに頑張っているつもりだけど良い年になっても大して給料が上がっていない」
「一念発起して転職したけど新しい仕事に慣れずに苦戦していて転職しなければ良かったと感じる」

本日はそんな方に向けてキャリアダウンについてお話していきます。

自分自身がキャリアダウンしていると感じることは、時折誰にでも起こり得るものです。

仕事やキャリアに関する不確実性や変化は常に存在し、時には我々の自信やモチベーションを揺るがすことがあります。

しかしこのような状況に陥った場合、それを前向きな機会と捉えて成長や新たな方向性を模索することが重要です。

この記事では、キャリアダウンと感じたときに考えるべきポイントや、前向きなアプローチについて探求していきます。

給料が上がらない、転職して年収が下がった

よくあるキャリアダウンに感じる事例にお金関係がありますよね。

特に転職して年収が下がると「自分の価値が下がった」ように感じてしまうものです。

客観的な話をしますと、転職して年収が下がるのは当たり前です。

転職して年収が上がるのは20%くらいの人で、多くの人は同じか下がります。

皆さんもスーパーやコンビニで安い商品を探すように、採用活動でも「この人材少しだけ値下げできないかな?」と言うのが企業側にあるのです。

ですから相当なスキルを持っていないと高い年収など提示されるわけがなく、全てがあなたの責任ではないのです。

また転職して年収が上がる人の中には「前職が安すぎたため普通の会社に転職した」と言う事例があります。

いろんな会社があって年収290万円みたいな会社もあって、そこで働いていた人が年収350万円の普通の会社に転職したら「上がった」となるわけです。

でも上がったというか普通に戻っただけですよね。

そんなこともあるので転職して年収が下がっても、全力で落ち込む必要はありません。

最近では長く働いても給料が上がる時代ではなくなっています。

こればっかりは会社の業績や業界内の経済動向にも左右されますので世知辛い話ですよね。

転職と似ていて長年働いて給料が上がらないのは従業員の責任だけではありませんので、そんなに自分を卑下しなくても大丈夫です。

IT業界のようなイケイケな会社と、衰退産業では同じような役職でも給料に差があるのは当然です。

給料が上がらない=評価されてない、と言うわけではないのです。

不本意な人事異動になった

会社員をやっていると人事異動は結構なイベントですよね。

栄転もあれば謎の人事異動もあって必ずしも自分のやりたい仕事に就けるわけではないのがサラリーマンの宿命です。

給料はそれなりに貰っているけど役職や部署が納得できないと言う事例があります。

リーマンショックの時は「追い出し部屋」と言う言葉がトレンドになりましたので、自分も実は同じような扱いなのではと疑心暗鬼になるかもしれません。

ただ追い出し部屋のようなものはほとんどなくなったのが現状としてありますので、そこまで気にする必要はないかと思います。

法律が改正されてあからさまな追い出し部屋を作ると法律違反になってしまうからです。

全くゼロではないですが法律には従うしかないので、昔ほど人事異動で自主退職に追い込む事例は少なくなっています。

人事異動から完全に解き放たれることはありませんの気持ちで折り合いをつけるしかありません。

「好きだけど少ない給料」
「嫌いだけど多い給料」

こちらを天秤にかけて転職してみることも視野に入れましょう。

定年まで40年以上ありますので今が嫌な仕事でも、後々になって好きな仕事に異動することがあるので基本的には続けていれば問題ないです。

しかし人間は感情の生き物なので今の仕事がどうしても嫌だったら転職してしまうのも良いかもしれません。

どちらにしても自分自身の人生なので後悔のない選択をしてほしいです。