生成AIの登場で個人で稼ぐためには何をすべきなのか問題
「会社員をしているけど副業などで個人で稼ぐ術を作りたいけど行動できていない」
「フリーランスという働き方がそれほど話題にならなくなっていて実際は稼げないんだと思っている」
「フリーランスをやっているけど生成AIの登場で自分の仕事が無くなるのではないかと不安」
本日はそんな方に向けて、これからの個人で稼ぐ方法についてお話していきます。
近年、生成AI(Artificial Intelligence)の急速な発展が、個人がオンラインで収益を得る方法に革命をもたらしています。
この技術の進歩は創造力やアイデアを持つ人々にとって、新たな収益の機会を提供していますが同時に新たな課題や懸念も浮上させています。
この記事では生成AIの登場によって個人が収益を得るためにはどのようなアプローチが必要かについて探求していきます。
時代の変化に適応して新たなビジネスモデルやスキルを習得することが必要になるため、その具体的な方法について深く掘り下げていきましょう。
そもそも個人で稼ぐというのは「一人」という意味ではない
多くの人が勘違いしているので先にお話しますが、個人で稼ぐというと独りぼっちで誰とも話さずに自己完結してお金が稼げるイメージです。
しかしフリーランスや副業をやられている方の半分以上が誰かしらと協力、外注しています。
対面でのコミュニケーションと言う意味では一人で誰とも会話していませんが、仕事全体を通して一人ですべてをやり切るのは相当難しいです。
仮に出来たとしても規模の拡大までには到達できません。
フリーランスや副業で会社員くらいの稼ぎを追い求めると、だんだんと自分ひとりで対応できる仕事量に限界が見えます。
そこで外注して手伝ってもらったり、大きな仕事をチームにして協力して分担していくことで稼ぎが増えていくのが一般的です。
つまり皆さんが一番嫌っているコミュニケーション能力が必要なのです。
そう考えると会社がなぜ人員を大量に抱えているのか納得できるはずです。
お金を稼ぐには人手が必要なのです。
生成AIの登場でより人力が求められる
しかし時代が大きく変わったのが生成AIの登場です。
先ほどまではAIが無かった時の話でしたが、AIが登場したことで「人間ではかく機械に手伝ってもらう」ことができるようになりました。
お金がかかることには変わりませんが、コミュニケーション能力から解放されるのは大きい進歩ですよね。
ただしAIによって「自分自身が機械に置き換えられる」というリスクも発生しました。
建築、エッセンシャルワーカーのような業種を除く、いわゆるホワイトカラーと呼ばれる仕事はAIの得意分野です。
また単純仕事に近いものはAIの方がミスが少なく24時間動き続けられるので、お金がかかっても人間よりもコスパ良いわけです。
「じゃあもう個人で稼ぐとか無理か」と思われるかもしれませんが、そうとも限りません。
AIにも段階があってターミネーターのような世界にはまだまだ遠いです。
つまりまだ人間と機械が共存もしくは、人間が機械を従えるようなレベルです。
この状態だとAIを作るのは人間ですし、AIが壊れた時に修理するのも人間です。
AIの使い方を説明したりお金の回収をするのも人間が仕組みを考えねばなりません。
さらにAIというのは事前に学習する必要があります。
学校の理科を思い出してほしいのですが、何かを実験したり観察するのに人間が材料を用意したり、結果を人間が見て判断します。
そのようにAIの学習にも人力が必要で、そこまで自動化されない限り「人間の仕事を機械が奪う」には遠い訳です。
勘の良い方なら気付いているでしょうが、これから必要なのは「データを集める人」です。
自治体か研究機関のように特定の分野についてデータを蓄積し続けた人が、それをAIとしてサービスを展開する、もしくはデータ本体を販売する時代です。
すでに世界中で行われているのはAPIです。
Twitterであれば「投稿の自動送信」「自分のツイート履歴」「フォロワー分析」などを有料会員向けにAPIを公開しています。
利用者はそれを使って自分のSNS分析をしたり、Twitterと何かを組み合わせたスマホアプリを開発したりします。
「それもAIに置き換わるのでは?」という話がでますが、その作業には膨大なユーザーを長期間にわたって特定のサービスを利用してもらう時間が必要です。
つまり環境が整わないと実現できないデータがあり、後発組がビジネスモデルを真似するにはお金と時間がかかりすぎます。
時代のトレンドになる新しいSNSが毎年のように生まれないのも当然です。
生成AIの時代によって更なる人手不足が待っているので、しっかりとビジネスモデルを見極められる人には今後も個人で稼げる時代です。