職場や家族などにうつ病を持病として公表(打ち明ける)するか迷う人
「職場や学校の人に自分の持病を言ったほうが良いのか迷うことが多い」
「精神障害は形として見えないからこそ他人からの疑いの目線が気になる」
「”病気じゃなくて本当はサボりたいだけなんじゃないの”と思われてないか不安になる」
本日はそんな方に向けた内容です。
持病って外からわかりにくくて、持病持ちでしか共感できないことがたくさんある。
そもそも医者でもない人が全ての病気について理解しているわけでもないし、
有名人や政治家が病気を理由に休業すると「無責任だ!」みたいな炎上を見かけるためだ。
とはいえうつ病を始め完治せず長期間付き合い続ける病気はたくさんある。
「寛解」とも言って症状が出にくくなる状態に持っていくことがゴールで、寛解した後はどれだけ再発しないかに焦点を当てて通院するような具合だ。
長い期間を経て波があるようなものなので、完治する持病であれば公表する、しないを好きに決めれば良い。
ただ寛解がゴールになる持病は打ち明けなかったことで何か他人に迷惑をかけることも無きにしもあらずという所もあるので厄介だ。
僕の周りにいるうつ病持ちの方は「職場など周りに公表していない」という人が多い。
本当はアレルギーや花粉症のように気軽に言えても良いはずだが、うつ病のような精神病は特に言いにくい雰囲気がある。
だからこそ共感、理解が得られず人知れず悩むことになるのだろう。
「そんなの気にせずに言ってくれたら良いのに」という心優しい方もいるが、実際には理解しない所か疑いの目を向けてくる人が多いのもある。
「こっちだってしんどい思いしてやってるのに羨ましい」
「全然元気そうだから、もしからしたらサボるための伏線なのか?」
「心配してほしいアピールだったらめんどくさいな」
そんな懐疑的な目線を向けてくる人が多い。
僕も何人もそういう人を見てきて、別にムカついたりしないが「あんまりペラペラ喋るもんじゃないな」と思うようになった。
ちなみに今後の社会においてうつ病の理解が進むことはないと思う。
どこまでいっても万人がなる病気ではないし、一昔前は病気として認知すらされてなかったからである。
「わしらの時代にはそんな病気はなかった、だからうつ病は気の持ちようだ」
そんな老害は意外と多いので、実は両親にも注意して打ち明けてほしい所なのだ。
絶望しかないが周りに期待するだけメンタルに逆効果なので、自分で生活をキープするように調整していくしかない。
通院や投薬を自分の判断で止めるのは論外。
体力や精神がキツいときの労働や遊びはうまいこと言って逃げるなり、早めに切り上げるなりしよう。
時には仮病を使って会社を休むこともあって良い。
同じ会社で何回も休職する方が居心地が悪くなるし、さっきも言ったが正直に言っても疑ってくる人がいる以上、「だったら信じやすい言い方に変える」くらいの魂胆でも良いかと思う。
目先の成果や人間関係よりも自分で持続可能な活動ができるように調整する方が1万倍も大事だ。