20代の方に朗報!キャリアアップに資格は関係ないです
「20代のうちに一番取っておくべき資格を知りたい、調べている」
「キャリアアップをしたいけど何をしたら良いかわからないから資格を取ろうと思っている」
「仕事と資格ってどれくらい関係があるのか疑問に思っている」
本日はそんな方に向けてキャリアと資格の関係性についてお話ししていきます。
キャリアの成功は資格や学歴に依存すると考えることがありますが、実際にはそれが全てではありません。
私たちの職業生活は単なる紙切れや資格書だけで評価されるものではありません。
経験、スキル、そして人間性が同様に重要な役割を果たします。
この記事では、なぜキャリアアップにおいて資格だけにこだわらない方が良いのか、実例を交えて考えてみましょう。
資格の追求が重要な一環であることは否定しませんが、それだけでは限らない理由に焦点を当てていきます。
キャリアアップに資格が関係ない理由
前提として建築、医療のような資格がないと仕事をしてはいけないものは資格を取るしかありません。
そうではない職種で資格を取ることでキャリアアップできるという話は間違っています。
実際に資格があれば若干の加点があるくらいで、それがキャリアや昇給の決め手になることはほとんどないからです。
そこが会社と学校が大きく違う点です。
資格の有無によって結果に大きな差が出るかもわかりませんし、そうであったとしても検証する術を会社は持っていません。
あくまでモチベーションアップの一環として「資格をとりましょう」とは言いますし、資格手当を福利厚生に用意しているだけです。
逆に資格の有無や数の多さでキャリアアップできるのなら、もっとみんな必死に勉強しているはずですよね。
それよりも実務で結果を出すことに対して必死になっていますし、出世している人は実務で結果を出している人がほとんどです。
また国家資格ならまだしも国家資格でない資格に関しては認知度が低いものが多く、転職活動でそれを売りにしたところで「その資格がどれくらいすごいのかわからない」という状況になります。
面接時の会話のネタにするくらいで、人材として実力を評価するには足りないのです。
さらに商品やサービスを提供するときに資格の有無で、値段や品質に還元されるかというと会社の実力の方が圧倒的に影響度が大きいです。
食品業界だと認可には信頼を置けるところがあって、ISOやハセップなど「安心安全」を評価するための基準は認可として用意されています。
そのため資格よりも認可系の方がまだ顧客からのイメージが良いです。
資格を取ることは本人の成長にもつながらないことがある
とはいえ本人の勉強になるのであれば資格を取得しても良いわけですが、中には資格取得が目的になっていて結果的に本人の成長につながっていないケースがあります。
やはり受験勉強のような使い方で資格を勉強すると、後になって忘れていって「ただ時間を消費しただけ」になってしまいます。
また仕事のやりがいを資格の取得で上げることは一時的には可能ですが長期的には効果がない場合が多いです。
結局は何かの成果を残したり、会社や顧客から感謝されたときに「頑張ってよかった」「自分にも居場所がある」と感じれるわけです。
ちなみに資格に関する意識は日本の場合はビジネススクール、学習サービスの存在が大きいです。
具体名は出しませんが資格取得を目的にしたスクールや学習サービスがあり、そこそこ良いお値段しますよね。
嘘をついているわけではないですが、やはり企業としては「資格があると良いことがありますよ」と強くアピールしたり広告を打つので少しだけ誤解を与えている部分があるのです。
もし自分が資格に対して興味を持っているのであれば「それは何がきっかけで興味を持ったのか?」を思い返してみてほしいです。
資格取得のための学習サービスやアプリの存在がチラつかないでしょうか。
資格勉強も仕事の合間を縫ってやる忙しい活動ですので、どうせなら何かに直接的に結びつく活動に時間を使いたいものです。
一番は仕事で評価を得ることです。