【田舎の経営者が教える】フリーランスが地方で案件を獲得する方法
「フリーランスとして独立することが目標だけど田舎なので仕事があるのか不安」
「フリーランスになった人はみんな東京、大阪に行っている気がする」
「地方の町で見かける小さな会社やお店がどうやって成り立っているのか気になったことがある」
本日はそんな地方でフリーランスをする方に向けて案件の獲得方法をお話していきます。
田舎での生活は穏やかで自然に満ち、その中でフリーランスの仕事も獲得できたとしたら、新たな価値観やライフスタイルになることでしょう。
都市のノイズから離れ自分のペースで働くことは、多くのフリーランサーにとって理想的なシナリオです。
しかし田舎での仕事は都市とは異なるアプローチが求められます。
この記事では田舎の経営者である私が経験から学んだ、フリーランスが地方で案件を獲得するための方法に焦点を当てます。
地方でフリーランスになる前に知っておきたいこと
東京や大阪のような都心には人口が多い分、仕事の種類が豊富で案件数がたくさんあります。
一方で地方は人口が少ない上、経済活動が乏しい地域もあり都心と同じような活動方法ができない可能性があります。
まず地方によって案件の種類に偏りがあるかもしれないので一度調べてみることをお勧めします。
その地方で有名な企業を調べていけば自然と「〇〇業界の会社が集まっている」のような感じです。
例えば愛知県だと自動車ですし、沖縄だと観光業です。
また地方によっては「コワーキングスペース」「レンタルルーム」のようなものが極端に少ない場所があります。
そもそも車社会かつ一軒家という価値観のエリアは「若者の一人向けのサービス」にニーズがないため、フリーランスで使いがちなコワーキングスペースがなかったりします。
こちらも事前に調べておきましょう。
加えて顧客のもとに訪問することがありそうな仕事であれば「交通手段はどんなものがあるのか?」も気になるところです。
最悪バスか電車がありますが本数が少なかったり、駅からオフィス街まで遠かったりが考えられます。
逆に車を買って活動した方が効率的になる場合があるので確認しておくべきです。
あとは人間関係というかコミュニケーションの取り方も気をつけるべきです。
フリーランスは一人で活動するのですが結局のところ人脈や紹介を無視できません。
仕事を円滑に進める上で、その地方ならではの慣習や文化は事前に頭に入れておくべきです。
いろんな価値観があるので迎合するまで行かなくても都会のマインドで「田舎文化を否定する」ような発言や行動を無意識にやってしまう可能性があります。
極端な例ですが大阪人がそのままのノリを東京に行ってやってしまって「イタイやつ」に見られるパターンに似てますかね。
あくまで私の感想ですが地方は一度仲良くなると長続きする印象があります。
都会の人はビジネスが合えば付き合うことは簡単ですが切れる時も早いイメージです。
地方で仲良くなった人はプライベートでも今後の人生で重要な相手になるかもしれません。
地方のフリーランスが案件を獲得する方法
基本的な活動内容は都会も地方も変わりません。
大体は以下の3つのパターンが多いです。
・エージェントやクラウドソーシングサイト
・SNSやYoutubeなどの発信活動をきっかけに依頼される
・リアルの人間関係の紹介
法人向けのお仕事をされる予定なら以下も必要になるかもしれません。
・広告(Web、チラシなど)
・テレアポ、DM
・展示会やイベントに参加
こうやってみると意外と古い時代から行われているものがメインですよね。
結局は地道な営業活動や人間関係がメインになるのが人間の宿命なのかもしれません。
それでも最近ではインターネットとスマートフォンの普及によりリアルで対面商売する必要は無くなりました。
打ち合わせをビデオ通話で出来れば遠方の顧客からの案件を受けることは簡単ですし、むしろ都会の企業からすると地方のフリーランスは単価が安いので好まれたりします。
「田舎だから、、、」と先入観を持たずに方法を考える習慣を持ちたいですね。
あと可能であれば自らイベントや飲み会など交流する場をセッティングできると強いです。
皆さんが知らないところで小さい規模の交流会、セミナー、展示会がいろんな場所で行われています。
大体が知り合いで集まってやる半分サークルのようなテンションな感じです。
主催者になるメリットとして参加者全員の連絡先を手に入れられる点です。
自然な流れでお礼のメールを入れながら次回の案内や自分のサービスの紹介がしやすい立場です。
また定期で主催できるようになるとSNSで発信して参加者を募ることもできて、どんどん人脈と仕事が広がっていきます。
加えてSNSやYoutubeをやっていると鬼に金棒です。
最近のトレンドとしては「田舎で〇〇してみた」「田舎あるある」など地方を逆にテーマにしたコンテンツが人気です。
昔から就活でUIターンのようなキーワードがあり「地方でも仕事する」というムーブはありましたが、そうは言っても選択する人は少ないのが実情でした。
コロナ禍を経て良い意味で場所に縛られる必要がないことに気づけた今、地方で活動することはデメリットばかりではありません。
ぜひ良い結果を得られるように頑張ってみてください。