転職活動で考えることになる自分の理想のキャリアは本当に見つかるのか?
「今の仕事に大きな不満はないけど転職はぼんやり考えている」
「学生時代の友人やSNSの投稿で自分よりも楽しそうに働いている人が目にとまる」
「自分のやりたいことや将来の夢が最近は思いつかなくて焦燥感に駆られる」
本日はそんな方に向けて転職活動をしているときに必ず考える「自分のキャリア」についてお話ししていきます。
転職活動は新たなキャリアの可能性を模索する旅路ですが、その道のりは時に迷いや不安に満ちています。
自分の理想とするキャリアパスを追求する中で多くの人が疑問を抱きます。
「本当に理想のキャリアは見つかるのだろうか?」この問いに答えるためには、自己探求や業界の理解、そして現実的な展望が必要です。
本記事では転職活動における理想のキャリアの発見に向けて、考えるべきポイントや戦略を探求していきます。
転職活動でやるべき最低限のキャリアの考え方
理想のキャリアを思い浮かべることは結果的には転職活動の面接対策にもつながります。
やはり自分のキャリアから逆算した志望動機や会社選定ができていると、面接の受け答えに一貫性が出やすいので自然と面接官からの評価が高くなります。
「キャリアなんて考えたことない」と言う人も避けては通れませんので少しずつ考えていきましょう。
まずは自分の人間性を知ることから始めましょう。
例えばですが月100万円の給料がもらえる仕事があったとしても、1日18時間の勤務が必要だとしたら、多くの人は避けてしまうはずです。
一言で言うと年収UPを実現したい人が多いはずですが、そうは言っても現実的な問題や好き嫌いが必ずありますので、自分に適した働き方を整理しておく必要があるのです。
「自分は何をしているときが楽しいと感じやすいのか?」
「自分はどういった環境や状況にいることでストレスを感じやすいのか?」
「過去の自分を振り返って、どういう時に頑張れたのか?」
就活の時に自己分析はやっていますが、学生時代と社会人とでは経験や考え方に大きな差があります。
転職活動は就活の時にしていた自己分析とは違うものだと思ってください。
一番簡単なのは家族や友人などに「私ってどんな人間?」と聞いてみることです。
他には以下のような性格診断も参考になります。
自分の気質を測った後はこれまでの社会人の生活でやってきたことを棚卸します。
「プログラミングができる」など職業的なものでも良いですが、出来れば自分の言葉に噛み砕いてみてください。
過去の行動や結果を振り返ってみて、自分が何をしてどんな結果につながったのかを客観的に洗い出すのです。
先ほどの「プログラミングができる」ということだと、I T会社にいる人だったら全員対象になってしまうので個性が半減しますよね。
こういうお話をすると必ず「自分には大した実績もないし」と言われる方がいるのですが、表彰されたレベルの話でなくて良いのです。
「入社当初は出来なかったけど今は出来ていること」「職場の人に褒められたこと」という感じで細かいレベルまで出してみましょう。
他人に言えるようなレベルじゃなくても誰でも1回くらいは他人から「〇〇がよくできてるね」と褒められています。
自分では大したことではないので心底嬉しい気持ちになれないと思いますが、そういう自分で何気なくやったことが企業から評価されることが多いからです。
過去の棚卸しが大体できたら最後は「自分はどんな働き方をしたいか?」を考えていきましょう。
重要なのが具体的な会社名を出さないことです。
環境面や生活に関する話なので例えば以下のような感じです。
・顧客を相手にする仕事or自社のためにする仕事
・単独行動で完結する仕事orチームの作業員の仕事
・結果が数字でわかる仕事or長期間かけて少しずつ結果がわかる仕事
2択にして考えていくとやりやすいです。
正解があるわけではなく自分にとってどんな働き方だと、その会社で長く働くことができるのかを考えるわけです。
もしくは「どんな毎日だったらストレスが少ないか?」という感じで考えてみてください。
転職活動でキャリアを考える意味とは?
キャリアの考え方を紹介しましたが、「そもそもキャリアを考えるのって意味あるの?」という疑問が湧いてきた方もいるでしょう。
端的に言うと深い意味がないことが多いでしょう。
今いる環境によってやりたいことが変わりますし人生の中で何回か転職するためです。
人生に設計図のようなものを作って計画通りに進む人は少ないです。
だいたい5年くらいのスパンで考え方や優先すべきことが変わるので、自分にとっての理想のキャリアと言うものは常に変動するものです。
自分でキャリアを自由にコントロールできたら苦労しません。
とはいえ多くの人は今の現状に何となく不満を持っていて、「自分は頑張ってるけど本当にこれで良いのか?」という不安や焦燥感に駆られます。
そんな時に転職を意識するわけですが、キャリアを考える習慣があるとメンタルがブレにくくなりますし転職活動が進めやすくなります。
ちょっとした失敗でも立ち直りやすくなって、前向きな気持ちで転職活動を続けられた方が良いですよね。
だからこそ無駄に見えるかもしれませんがキャリアを考えるべきなんです。